静謐と曲線が調和する家

大きく張り出した屋根と深い陰影が、落ち着いたダークトーンの外壁をより一層引き立てます。
シンプルでありながらも力強さを感じさせる外観は、暮らす人の感性とこだわりを静かに語りかけます。
約1年という長い時間をかけてお施主様と丁寧に打ち合わせを重ね、ひとつひとつの素材を共に選び抜きながら形にした、唯一無二の住まいです。

玄関から室内へと足を踏み入れると、空間はグレー一色で統一され、静かで落ち着いた雰囲気に包まれます。その中に柔らかな曲線を描くR壁が加わり、空間全体にやさしさと温もりを添えています。
大開口の窓から光が降り注ぐLDKは、明るさと開放感に満ちています。無垢材をあえて使わず、本物のタイルや塩ビタイル、グレーのクロスを組み合わせ、質感と色彩のバランスを追求。そこにやわらかな曲線のR壁が加わり、明るい空間にやさしさと動きを添えています。
天井の間接照明が柔らかく光をまわし、ブラックの階段や建具が空間を引き締めるアクセントに。日常の食卓を心地よく包み込みます。