フローリングにパイン材を用いるメリット・デメリットをご紹介します!
従来の家におけるフローリングには、複合フローリングと呼ばれる何かしらの加工が施された木材が用いられていることがほとんどです。
しかし、自然素材の一種である無垢材、その中でも”パイン材”と呼ばれるものをフローロングに用いることで自然味溢れることに加え、居住環境の快適性も上がるというメリットがあります。
今回は、このパイン材を用いたフローリングに着目し、そのメリットや注意点について述べていきます。
□フローリングにパイン材を用いるメリット
1. 自然のあたたかみがある
自然素材を用いたフローリングは、複合フローリングと違って自然そのままの状態で使用しているので、自然の木の香りやあたたかさを感じられます。
また、部位や樹種ごとに木目も異なるので、自分たちだけの特別感あるフローリングが完成します。
加えて、年月が経つにつれて色味が深くなってツヤも変わってくるので、”経年変化”を楽しめるでしょう。
2. 優れた調湿性能
パイン材は、室内の湿度状況に合わせて調湿を行ってくれるというメリットを持っています。
例えば、夏のジメジメとした湿気を吸い取って蒸し暑さを軽減してくれたり、冬の乾燥した時期は湿気を放出することで快適性を上げてくれたりします。
湿度は、室内における居住快適性を左右するので、自然の調湿性能で調整してくれるのは、非常に大きな魅力だと言えるでしょう。
□パイン材を用いる上での注意点とは?
パイン材を導入する際、その特徴やメンテナンス方法について注意を向ける必要があります。
以下で詳しく見ていきましょう。
*キズがつきやすいということを覚えておく
パイン材の元になっている針葉樹は、素材自体が柔らかくキズがつきやすいという特徴があります。
そのため、パイン材のフローリングに重いものや家具を置く場合は、むやみに移動させないことを意識しましょう。
フローリングの上に保護シートを敷くといった対策を施し、キズがつかないようにすることが大切です。
*松ヤニが出てくることがある
時折パイン材から松ヤニと呼ばれる樹脂状のものが出てくることがあります。
これを放置すると、ベタベタして肌触りが悪くなってしまうので、発見した際は拭き取りましょう。
拭き取る際は、消毒用のアルコールと布を用いて拭き取りましょう。
□まとめ
自然素材の1種であるパイン材を用いたフローリングは、自然のあたたかさがあることに加え、調湿性能によって室内の快適性がアップします。
また、経年変化を楽しめるといった側面もあるのです。
ただし、キズがつきやすいのでものや家具を置く際の取り扱いには十分注意しましょう。