シーリングファンの効果とより効果的にする方法をご紹介!
快適な家づくりがしたいとお考えの方の中には、シーリングファンの取り付けを検討している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、シーリングファンの効果と、シーリングファンをより効果的にする方法をご紹介します。
□シーリングファンの効果
1.全室の空気を効果的に循環して、快適な環境を実現
暑い夏の日にエアコンを25℃に設定するのと、シーリングファンを取り入れ、設定温度を27℃に上げ、常にファンを運転させるのとは、同じくらいの体感温度です。
シーリングファンを使うことで、体感温度が大幅に改善され、快適に過ごせるようになります。
また、寒い季節にはストーブを使いながらファンを回すことで、部屋全体が暖かくなり、暖房の使用頻度が大幅に減ります。
2.省エネで電気代を抑えられる
シーリングファンを使用することで、電気代が高くなると心配されるかもしれませんが、実際には電気代への影響はわずかです。
一般的な家庭の電気代は電力会社にもよりますが、約27円/1kWhです。
シーリングファンの消費電力はわずか44Wで、1時間の運転でわずか1.19円しかかかりません。
24時間連続運転しても、1日あたり28.56円、1ヶ月毎日24時間運転しても、約857円と、1,000円以下で済むのです。
3.部屋干しで効率的な乾燥ができる
悪天候の日に部屋干しする際、シーリングファンを活用すると、仕事に出かけても帰宅時には洗濯物が素早く乾燥します。
一見効果が薄いように思えますが、部屋干しの臭いも軽減されます。
対照的に、浴室乾燥機を使用すると、洋服を乾かすためにかかる電気代が高額です。
浴室乾燥機の消費電力は約1250Wで、わずか3時間の使用でも101.25円もかかります。
それに対して、シーリングファンは1日運転しても28.56円で済むため、明らかに経済的です。
□シーリングファンをより効果的にする方法
1.適切な設置位置を選ぶ
シーリングファンを取り付ける際に、設置する場所を検討しましょう。
天井からファンの羽根までの高さが210センチメートル以上あることが多くのメーカーで推奨されています。
通常の住宅やアパートの天井高は240センチメートル以上あることが一般的ですので、羽根の高さが30センチメートル未満のシーリングファンを選ぶと適切です。
ただし、この高さを下回る場合、ファンが圧迫的に感じられたり、安全面で問題が生じる可能性があるため注意が必要です。
2.送風方法を状況に合わせて調整する
シーリングファンを夏や冬に使うだけでなく、部屋の具体的な状況に応じて送風方法を工夫してみましょう。
生活環境を快適に保つために、さまざまな状況に合わせて空気の流れを設定できます。
例えば、吹き抜けやアーチ型の高い天井にシーリングファンを設置する場合、床への風の到達が難しいことがあります。
この場合、メーカーの延長パイプ(ダウンロッド)を利用して、ファンの回転部分を床に近づけるように設置することを検討しましょう。
ダイニングルームに設置する場合、ダイニングルームでは、食べ物を冷やさないようにするため、シーリングファンの風向きを上向きに設定します。
また、食事時の換気やダイニングルームで作業する際にファンを使用する場合、低速でファンを回すことをおすすめします。
□まとめ
シーリングファンは、全室の空気を効果的に循環して、快適な環境を実現でき、省エネで電気代を抑えられるという効果があります。
また、適切な設置位置を選び、送風方法を状況に合わせて調整することで、より効果的になります。
本記事がシーリングファンを検討する参考になれば幸いです。