インナーガレージとは?メリット・デメリットをご紹介!
あまり一般的ではない間取りでも、一部の方から高い人気を集めている間取りがあります。
例えば、インナーガレージはそのように一定の人気を集めている間取りの1つです。
インナーガレージとは、建物内に駐車スペースが組み込まれたタイプのガレージで、ビルトインガレージとも呼ばれるものです。
今回は、そんなインナーガレージのメリットとデメリットをご紹介します。
□インナーガレージのメリットとは?
1.愛車を守れる
愛車が壁やシャッターに守られるため、雨風に晒される心配がありません。
また、盗難やいたずらに遭うリスクも減らせます。
車好きな方や高級車をお持ちの方にとっては、愛車を守れることは非常に大きなメリットとなるでしょう。
2.悪天候でも乗り降りが楽
ガレージと住まいが直接つながっているため、悪天候でも濡れることなく車の乗り降りができます。
特に、小さなお子様や高齢のご家族がいらっしゃる場合は、ガレージの中で車の乗り降りができることは非常に大きなメリットとなります。
3.土地が狭くてもガレージを設置できる
通常、ガレージを建てるためには、建物とは別に駐車スペースの土地を用意する必要があります。
都心部や駅近などで自分の土地を確保できない場合は、ガレージを建てること自体が難しくなってしまうでしょう。
しかし、インナーガレージであれば、建物を建てるための土地があれば設置可能であるため、そういった問題を解決できます。
□インナーガレージのデメリットとは?
1.生活スペースが削られる
本来であれば居住スペースに使われていた1階のスペースをガレージとして使うことになるため、生活スペースが削られてしまいます。
また、生活スペースが2階以上に集中することになるため、階段の上り下りが増えるといった点もデメリットになります。
2.コストが高くなる
建物の一部をガレージにすることで、建物全体を支える柱が一般的な住宅よりも少なくなります。
そのような間取りで耐久性や耐震性を高めるためにはある程度のコストが必要になるため、全体的な建築コストが高くなってしまう傾向にあります。
3.音や排気ガスが気になる可能性がある
建物とガレージが直接つながっているため、シャッターやドアの開閉音、エンジン音などが建物内に響いてしまう可能性があります。
また、換気が不十分だと排気ガスが室内に流れ込んでくる可能性もあります。
□まとめ
今回は、インナーガレージのメリットとデメリットを紹介しました。
インナーガレージには、「愛車を守れる」「悪天候でも出入りが楽」「土地が狭くてもガレージを設置できる」といったメリットがあります。
一方で、「生活スペースが削られる」「コストが高くなる」「音や排気ガスが気になる可能性がある」といったデメリットもあります。
設置を検討する際には、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと理解して、納得した上で決定するようにしましょう。