注文住宅を建てる際の土地探しのポイントは?用語もご紹介!
注文住宅の家づくりでは、多くの方がまずは土地探しから始めます。
土地の大きさや形状によって、建てられる家も変わってくるためです。
家は単純に建物が良ければ住みやすい家になるというわけではありません。
立地の悪い土地だったり、災害に弱い土地だったりすると、せっかくの良い家でも全体的に見て不便やリスクが目立ってしまう結果となります。
そこで今回は、注文住宅を建てる際に気をつけたい土地探しのチェックポイントをご紹介します。
□注文住宅の土地探しのチェックポイント
土地探しの主なチェックポイントとしては、例えば以下が挙げられます。
・周辺環境
・地盤、地質
・日当たり、風通し
・インフラ
・土地の形状
周辺環境や日当たり・風通しについては、生活の利便性に直接関わってくる部分であるため、重要性をイメージしやすいでしょう。
地盤・地質は、地震の多い日本にとっては安全性の面で特に重要なポイントです。
その土地が過去どんな土地であったかを確認したり、ハザードマップをチェックしたりして災害のリスクを調べましょう。
インフラは主に上下水道や電気、ガスなどを指します。
これらが整備されていない土地では、配管の引き込みなどの工事で費用がかかってしまうことになるため、事前に確認が必要です。
土地の形状に関しては、建てられる家や庭、駐車場の形状・大きさに関わってくる部分であるため、慎重に検討する必要があります。
特に、綺麗ではない形の土地や狭小地を選ぶ場合は、デメリットを深く理解しておくことが大切です。
□土地に関して知っておきたい用語
*建蔽率
建蔽率(建ぺい率)とは、簡単に言うと「敷地面積(土地の面積)に対する建築面積(建物の面積)の割合」のことです。
建築面積は、建物を真上からみたときの面積の大きさであるため、建物の階数や延床面積は関係ありません。
土地が建物でいっぱいいっぱいにならないように、建蔽率には地域によって上限が定められています。
家を建てる際は土地いっぱいの大きさの家を建てることはできず、建蔽率の制限の範囲内の大きさで家を建てる必要があるのです。
*容積率
容積率は、土地面積の中にどのくらいの延床面積があるのかを表した数値です。
建蔽率で考えられる「建築面積」に対して、延べ床面積は階数が増えるにしたがって大きくなる点が大きな違いです。
容積率も建蔽率と同じく土地によって制限があります。
容積率に上限があることで建物の階数が制限され、周辺建物も含め、日当りが確保されるようになっています。
*用途地域
それぞれの土地には、どのような使われ方をするのか、用途が決められています。
住宅は工業専用地域とその他の定められた土地以外であれば建築できるため、大抵の土地に建築できます。
ただし、商業建物も建築できる土地では、周囲に商業施設が建設されて騒音や日当たり問題に悩まされる可能性もあるため注意が必要です。
□まとめ
今回は、土地探しのポイントと知っておくべき用語についてご紹介しました。
土地探しを成功させるためには、ご紹介したように押さえておくべきポイントがいくつかありますが、それだけではなく、土地に関連する用語についても押さえておく必要があります。
土地には多くのルールがあるため大変かもしれませんが、失敗のない土地探しをするためにも、きちんと知識を入れておきましょう。