
新築で網戸は本当に必要?後付けがおすすめな部屋と費用

新生活が始まる新居、快適な住まいを思い描く中で、ふと窓に網戸がないことに気づくことがあります。
オプションであったり、標準装備ではなかったりするケースは少なくありません。
しかし、風通しを良くし、虫の侵入を防ぐ網戸は、日々の暮らしの質を大きく左右する重要な要素です。
特に、夏の暑さや梅雨時の湿気対策、そして小さなお子様やペットがいるご家庭では、その必要性をより強く感じるかもしれません。
後付けで網戸を設置するメリットや、賢く費用を抑える方法について、見ていきましょう。
INDEX
新築網戸の必要性と後付けのメリット
新築に網戸が標準装備されない理由
近年、新築住宅において網戸が標準装備されないケースが増加している背景には、いくつかの理由が考えられます。
一つは、建築コストの抑制です。
網戸を全ての窓に標準装備すると、その分建築費用が増加するため、施主の選択肢を広げる意味合いで、オプション設定とする住宅メーカーが増えています。
また、デザイン性を重視する傾向から、窓枠のデザインを優先し、網戸の取り付けを前提としない設計思想も影響している場合があります。
さらに、地域や気候条件によっては、網戸の必要性を感じないユーザーもいるため、画一的な装備ではなく、個々のニーズに合わせて選択できるようにしているという側面もあります。
網戸の後付けが推奨される部屋の条件
網戸の後付けが特に推奨されるのは、換気や虫の侵入防止が生活の快適性に直結する部屋です。
例えば、リビングは日中の換気や、夜間に解放して風を取り込む際に、外からの虫の侵入を防ぐために必須と言えるでしょう。
寝室においても、就寝中の快適な空気循環と、蚊などの不快な虫から睡眠を守るために設置が望まれます。
小さなお子様がいる部屋では、安全確保の観点からも、窓を開放する際に虫除け対策は重要です。
また、キッチンでは調理中の換気を促進し、匂いや煙を効率的に排出するために、浴室では湿気対策として換気を行う際に、それぞれ網戸が活躍します。
網戸設置で得られる具体的なメリット
網戸を設置することで、日常生活における様々なメリットが享受できます。
最も顕著なのは、窓を開放した際の換気性能の向上です。
これにより、室内の空気を新鮮に保ち、湿気や不快な臭いを効果的に排出し、快適な室内環境を作り出すことができます。
また、夏の暑い時期には、窓を開けて自然の風を取り込むことで、エアコンの使用頻度を減らし、省エネにも繋がります。
さらに、物理的な障壁となる網戸は、蚊やハエ、ゴキブリといった不快な害虫や、花粉、PM2.5などの微細な粒子(※製品による)の室内への侵入を効果的に防ぎ、アレルギー症状の緩和や衛生的な空間維持に貢献します。
プライバシーの確保という点でも、日中のレースカーテン代わりとして、外からの視線を適度に遮る効果が期待できます。
網戸を取り付けるには?
網戸取り付けの採寸と手順
網戸を取り付ける場合、最も重要となるのが正確な採寸です。
窓枠のサッシの内寸(幅と高さ)をミリ単位で測る必要があり、特に枠の厚みやレールの形状も考慮に入れると、より確実な寸法が得られます。
採寸が終わったら、既存の網戸レールを利用するか、新たにレールを取り付けるかによって手順が異なります。
一般的には、既存のレールに沿って網戸枠をはめ込み、網戸本体をセットしていく方法が比較的容易です。
網戸本体は、カット済みのものを選ぶか、キットを購入して自分で組み立てることも可能です。
取り付け作業自体は、高所作業を伴わない限り、特別な技術は不要な場合が多いですが、安全には十分配慮し、必要であれば二人作業で行うことが推奨されます。
窓の形状や部屋の用途に合わせた網戸の選び方
網戸を選ぶ際には、まずお住まいの窓の形状を確認することが重要です。
最も一般的な引き違い窓や掃き出し窓には、汎用性の高い既製品やオーダーカット品が利用できます。
一方、縦すべり出し窓や横すべり出し窓、コーナー窓など、特殊な形状の窓には、専用の部品や、フレームを加工して取り付けるタイプ、あるいはロール網戸やプリーツ網戸のような、収納可能なタイプが適している場合があります。
また、部屋の用途に応じて、機能性を重視した網戸を選ぶことも賢明です。
例えば、ペットがいる家庭では、爪で破れにくい丈夫なペット用網戸、小さな虫の侵入をより確実に防ぎたい場合は、網目の細かいハイグレードな網戸、日差しや紫外線をカットしたい場合は、遮光・遮熱効果のある網戸などが選択肢となります。
網戸の購入先と費用を抑えるコツ
網戸の購入先としては、ホームセンターやインターネット通販サイトが一般的です。
ホームセンターでは、実際に素材や枠の感触を確認でき、店員に相談しながら選べるメリットがあります。
一方、インターネット通販では、豊富な品揃えの中から価格を比較検討しやすく、キットなども安価に見つけやすい傾向があります。
費用を抑えるためのコツとしては、まずキットを利用して自分で組み立てる方法が挙げられます。
これにより、工賃を大幅に節約できます。
また、複数の窓に網戸を取り付ける場合は、まとめて購入することで割引が適用される場合や、送料がお得になることがあります。
セール時期を狙ったり、型落ち品やアウトレット品を探したりするのも、賢い節約術と言えるでしょう。
まとめ
新築住宅では、デザイン性やコスト、施主の選択肢を考慮して網戸が標準装備されないケースが多いですが、後付けすることで換気効率の向上、虫の侵入防止、省エネ効果など、多くのメリットが得られます。
窓の形状や部屋の用途に合わせた網戸を選び、ホームセンターやネット通販、キットなどを活用することで、費用を抑えながら理想の住まいを実現できるでしょう。
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