土地選びで失敗した例と対策、土地選びのポイントをご紹介!
快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、土地選びで失敗した例について知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
失敗例を知ることで、注意すべきポイントが分かります。
本記事では、土地選びで失敗した例と対策、土地選びのポイントについてご紹介します。
□土地選びで失敗した例と対策
1.日照りが不足していた
多くの人が新築住宅に引っ越してみて、予想以上に日差しが入らないという後悔を抱えています。
土地を選ぶ際には、建物がまだない段階で土地の陽当たりや影を確認する必要があります。
特に夏の昼間に見学した場合、太陽の位置が一年の中で最も高くなるため、実際の日当たりよりも良く見える可能性があります。
冬に引っ越すと、太陽の位置が低くなるため、南側の建物によって日差しが遮られ、日照りが不足してしまうことがあります。
対策としては、営業担当や設計士にもチェックしてもらう、冬場の陽当たりが悪そうな場合、吹き抜けなどの対策を検討することがおすすめです。
2.隣家や近隣の騒音が気になった
土地を見学した際には気づかなかったが、住み始めてから騒音が気になるというケースも少なくありません。
例えば、隣の家の犬の吠え声や平日の工場の騒音、隣人が窓を開けて大声で話すなどが挙げられます。
土地を見に行く時間はわずかであり、これらの騒音に気付きにくいことがあります。
対策としては、複数回、異なる時間帯に土地を訪れる、近隣住民に住み心地を尋ねることがおすすめです。
3.安価な土地だと思ったが諸費用がかさんだ
土地の本体価格が市場価格よりも安く感じられる場合でも、諸費用が多く発生し、結果として後悔することがあります。
仲介手数料、登記費用、抵当権設定費用、開発・地目変更などの申請費用がこれに含まれます。
土地によっては発生しない費用もあり、本体価格だけに惹かれることは避けるべきです。
対策として、事前に諸費用を計算してもらう、本体価格の予算を柔軟に設定し、諸費用にも注意することが大切です。
□土地選びのポイント
1.土地に対する優先順位
土地の価格、広さ、形状、駅からの距離など、全ての希望条件が完璧に一致する土地を見つけるのは難しいこともあります。
土地探しの際には、条件の優先順位を決め、不動産仲介会社や他の専門業者に伝えることで、理想に近い土地を見つけやすくなります。
2.建物の種類や性能への規制を確認する
・用途地域
市街化区域では、土地の用途地域ごとに建物の種類や建築規模に制限があります。
用途地域によって環境が異なるため、購入を検討している土地がどの用途地域に属するか、不動産仲介会社に確認することが重要です。
・防火地域・準防火地域
一部地域では火災を防ぐための建物の耐火性能に基準が設けられています。
建築費用にも影響するため、事前に確認が必要です。また、「屋根不燃区域」も存在しますので、注意が必要です。
・木密地域
木密地域とは、木造住宅が密集している地域のことを指します。
特に耐火性能などの規制が強化されているエリアがありますので、土地を購入する前に確認が必要です。
3.土地によって家の規模や形に制約がある
・建ぺい率、容積率など
土地ごとに建築できる建物の大きさや高さには制限があります。
建ぺい率は建築面積の上限を、容積率は延床面積の上限を示しています。
希望の家のサイズが建築可能かどうか、事前に確認することが重要です。
・土地の形状
通常、正方形や長方形の土地は建物を建てやすいとされています。
しかし、旗竿形状の土地は奥に家があるため静かな環境が得られる場合があり、三角形の土地は花壇などの楽しみが増える利点があります。
変形土地も考慮することで選択肢が広がります。
・土地に面する道路
都市計画区域内で建物を建てる場合、一般的には幅員(幅)4m以上の道路に2m以上接している必要があります。
これをクリアしているか確認し、接している道路の幅が4m未満の場合はセットバックの規制に注意が必要です。
□まとめ
土地選びのポイントを考慮して土地を選ぶことで、理想の住まいを建てるための土地選びがスムーズに進むでしょう。
希望条件を明確にし、家族とのコミュニケーションを大切にして、失敗のない土地選びを目指しましょう。
本記事が土地選びの失敗について理解を深める参考になれば幸いです。