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中庭のある家のメリットとデメリットをご紹介!

明るさ、プライベートな庭、風通しの良さなど、中庭の魅力は多岐にわたります。
しかし、全ての事柄には良い面だけでなく、デメリットも存在します。
本記事では、中庭のある家のメリットと、中庭を設けた際に発生するであろうデメリットについてご紹介します。

 

□中庭のある家のメリット

1.中庭から自然光が全ての部屋に射し込む

家づくりにおいて、非常に重要な条件の一つは「明るさ」です。
通常、普通の住宅構造では、日光の届かない部屋ができてしまうことがあります。
しかし、中庭のある家では、中庭から均等に太陽光を各部屋に取り入れられます。
通常、北向きの部屋は自然光が少ないのですが、コの字型やロの字型の家で中庭を設けることで、北向きの部屋でも南向きの窓を設置できます。

2.安心して楽しめるプライベートな庭

庭をリビングのように利用したり、子供たちが安全に遊び回れる場所としたい場合、中庭は理想的な解決策といえます。
コの字型やロの字型の家では、家そのものに囲まれた場所に庭を設けるため、庭そのもののプライバシーが確保されます。
また、中庭でのプライバシーが確保されているため、隣の家や通りからの視線を気にせず、くつろいで遊び回れます。

3.風の通り道を確保

春や秋など、気候の良い季節に窓を開け放つことで、中庭の家では空気を循環できます。
特にコの字型やロの字型の家は壁が多く、窓の数も多いのが特徴です。
これらの家は季節に合わせて窓を開けられ、年間を通じて風通しの良い環境を提供します。

 

□中庭のある家のデメリット

中庭を設けることで、居住スペースとの調和に関する問題が発生する可能性があります。
また、中庭を設けることで、居住スペースが制約され、部屋が狭く感じることがあります。
敷地が十分に広い場合は問題ありませんが、狭小の敷地の場合、必要な部屋の広さを確保するために柔軟な設計が求められます。

中庭に面する部屋は通常、窓が多くなりがちで、その結果、冷暖房に関する調整が必要になります。
冬季には寒さが感じられ、夏季には暑さが増すことも考えられます。
このため、適切な空調システムの導入が必要です。
全館空調を利用すれば、窓の多い中庭に面していても、快適な居住環境を維持できます。

さらに、中庭を設けることにはコストの増加も伴います。
中庭を持つためには外壁が増加し、構造体や外装材などの材料も増え、建築面積が増加します。
そのため、施工費用が高くつくことがあります。
一般的に、建築費用はL字型、コの字型、ロの字型の順で高額になることが一般的です。

 

□まとめ

中庭を取り入れた家は、明るさやプライバシー、風通しの良さなど、多くの魅力を備えています。
しかし、デメリットも無視できません。
居住スペースとの調和、冷暖房の調整、追加の建築費用など、中庭を設けることに伴う課題は存在します。
慎重な計画と設計が必要であり、中庭のメリットとデメリットをよく理解した上で、理想の住宅を実現するためのステップを踏んでいくことが重要です。

posted at 2023.11.14

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