マイホームの資金計画はどうやって立てる?流れやポイントをご紹介!
家を建てる上で避けて通れないのが、資金計画の問題です。
「ローンを借りられるから大丈夫」と安易に考えていると、落とし穴にはまってしまうかもしれません。
家づくりの資金計画は、今後何十年の人生に関わってくる問題でもあるため、じっくりと時間をかけて慎重に検討する必要があるのです。
今回は、そんなマイホームの資金計画について解説します。
□マイホームの資金計画を立てる大まかな流れは?
1.自己資金について検討する
マイホームを建てるときには住宅ローンを借りることになりますが、必要なお金すべてをローンで賄うわけではありません。
ローンではなく自己資金から用意するお金としては頭金がありますが、この頭金を支払うことでローンとして借りる分の金額が少なくなり、返済の総支払額を抑えられます。
他には諸費用も自己資金から用意する必要があります。
こうした自己資金は住宅資金全体の20パーセント以上が望ましいと言われており、金額としては100万円以上が目安となります。
2.住宅ローンで借りる金額を考える
ローンの借入額を考える際は、「どのくらいの金額なら無理なく返済できるか」「どのくらいの金額まで貸してもらえるか」を検討する必要があります。
借入額が大きくなればその分月々の返済負担も大きくなるため、収入と支出のバランスを踏まえて、いくらなら無理なく返済できるかをシミュレーションしてみましょう。
3.住宅ローンを選ぶ
住宅ローンはどれも同じではなく、さまざまな商品があります。
例えば、商品によって返済期間や金利タイプなどが異なります。
返済期間が30年か35年かによって状況は大きく変わりますし、どの金利タイプを選ぶかによって支払いの負担が変わる可能性もあります。
固定金利と変動金利のどちらを選ぶかは、慎重に検討しましょう。
□資金計画で失敗しないためのポイントは?
資金計画での失敗を避けるためには、将来の年収をプラスに考えすぎないことが大切です。
将来的に年収は上がっていくことが予想されますが、どの程度上がるかを予測することは難しいでしょう。
年収の上がり幅を楽観的に考えすぎると、将来的にローンの支払いや生活資金に困ってしまうことになりかねません。
他には、定年までに完済する計画を立てることも大切です。
定年後もローンの返済を続ける計画を組んでしまうと、老後の生活が苦しくなってしまいます。
ローンの返済を退職金や老後の収入に頼ることにはリスクが伴うため、可能な限り定年前に完済する計画を立てましょう。
□まとめ
今回は、マイホームの資金計画を立てる流れやポイントをご紹介しました。
満足のいくマイホームを建てられたとしても、資金計画が適切でなかったために生活が苦しくなってしまっては元も子もありません。
紹介したポイントを押さえて、問題のない資金計画を立ててくださいね。