家づくりにおけるキッチンのポイントをご紹介!
快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、キッチンをどのようにするか検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、キッチンの種類と家づくりにおけるキッチンのポイントをご紹介します。
あなたに合ったキッチンを作り、快適な料理生活を送れるようにしましょう。
□キッチンの種類
キッチンを選ぶ際には、まずキッチンのタイプについて理解しておくことが重要です。
キッチンは一般的に「対面式キッチン(オープンキッチン)」と「壁付キッチン(クローズドキッチン)」の二つに大別されます。
1.対面式キッチン(オープンキッチン)
対面式キッチンは、「オープンキッチン」とも呼ばれ、その名の通り、ダイニングやリビングに対面する形で作業ができるスタイルです。
リビングとキッチンが壁などで仕切られていないため、開放的で視界が広がります。
以下は対面式キッチンの主な種類です。
・アイランドキッチン
壁から離れ、島のように独立して配置されたキッチンです。
・ぺニンシュラキッチン
半島と呼ばれ、アイランドキッチンの片側だけが壁につけられた形状です。
・I型キッチン
調理台、シンク、コンロが横一列に並んだ形状です。
・L型キッチン
コンロとシンクが90度で向かい合うように配置されたL字型のキッチンです。
・セパレートキッチン(Ⅱキッチン)
コンロとシンクそれぞれのキャビネットが並列しているキッチンです。
対面式キッチンのメリットは、家族との会話がしやすく、料理中でも他の部屋の様子を見ながら作業できることです。
ただし、ニオイや油汚れが他の部屋に広がりやすい、キッチンの様子が丸見えになるなどのデメリットもあります。
アイランドキッチンやペニンシュラキッチンは収納スペースが限られるため、収納計画が重要です。
2.壁付キッチン(クローズドキッチン)
壁付キッチンは、正面が壁に付いている形状のキッチンです。
リビングやダイニングから離れて料理するスタイルで、クローズドキッチンやウォールキッチンとも呼ばれます。
かつては一般的なスタイルでしたが、近年でも多くの利点があります。
料理に集中しやすい、油汚れやニオイが広がりにくい、収納スペースが確保しやすい、リビングやダイニングが広くなるというメリットがあります。
一方で、子どもたちの様子を見ることが難しかったり、コミュニケーションが取りにくかったりするデメリットも考慮が必要です。
また、横移動が多くなるため動線にも気を付ける必要があります。
□家づくりにおけるキッチンのポイント
1.パントリー収納の工夫
パントリー収納においては、使い勝手が肝心です。
よく使う食器は、取り出しやすい高さに配置します。
ストックの食品はオープンラックを活用し、中が見えるように収納します。
重いアイテムは一番下に収納し、取り出しやすさと安定感を確保します。
これらの工夫により、パントリー収納が機能的で、家事がより効率的に行えます。
2.広いシンクを設置する
キッチンのシンクが広いと、2人で同時に洗い物ができ、子どもも積極的に手伝えるでしょう。
3.キッチンに手元コンセントを設置する
キッチンには調理家電を使う際に便利な手元のコンセントを設置しましょう。
ブレンダーやミキサーを利用するときに便利です。
4.家電の置き場所確保
キッチンにはオーブン、電子レンジ、炊飯器などの家電の置き場所をしっかり確保しましょう。
使い勝手の良い高さに配置することを心掛けます。
5.吊り下げて収納できる場所を作る
吊り下げたりかけたりできるバーを活用すると、なべつかみや計量カップなどを手軽に取り出せ、インテリアとしても魅力的です。
6.ゴミ箱スペースの確保
シンク近くにゴミ箱を置く場所を確保し、分別がしやすいように2つのゴミ箱が置けると便利です。
7.グルグル回遊できる動線
家事の効率を向上させるために、一方通行でなくグルグル回遊できるキッチンの動線を意識しましょう。
8.キッチン通路幅の広さ
通路幅を120㎝前後に確保することで、使いやすいキッチンを実現できます。
□まとめ
キッチンは一般的に「対面式キッチン(オープンキッチン)」と「壁付キッチン(クローズドキッチン)」の二つに大別されます。
また、家づくりにおけるキッチンのポイントとして、パントリー収納の工夫、広いシンクを設置する、キッチンに手元コンセントを設置することが挙げられます。
本記事が、家づくりにおけるキッチンを考える参考になれば幸いです。